人間関係の悩み

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職場の人間関係

K様の例(苦手な上司との関係)

セッション開始時は、適応障害の診断を受けて、仕事を休職中でした。
その3か月前に職場の配属移動があり、上司が変ったところでした。
K様によるとその上司は、『とても細かい人で、自分のミスをねちねちと注意するタイプの人」と言う事でした。

ある日、Kさんがミスをした時に、上司に呼び出され、注意を受け、翌朝から起きられなくなってしまったそうです。
セッションに来た時は、大変な緊張状態で、交感神経が大変優位となっている状態でした。
先ずは、ご自身の身体を知り、この不安感がどこから来るのかを理解することから始めました。
ワークを通じて、自律神経が落ち着いてきたあたりから、上司に感じている潜在意識の中を見ていきました。

Kさんの潜在意識の奥深くから、小学校の時の担任の先生に、理不尽にねちねちと何度も怒られていたことを思い出しました。また、その事で、家に帰ってからもご両親に怒られ、誰にも理解されない状況でした。
その時のKちゃんは、深い孤独感の中、理由はわからないけれど、自分が悪いんだと自分を責めていました。

また、中学の先輩、大学のサークルの先輩等からも、納得がいかない事で責められる経験をし、その度に(小学校の時のトラウマ反応で)誰にも相談できない孤独感を感じていました。

セッションでは、誰にも理解されないと固く冷たくなって、思いも感情も抑圧している幼いKちゃんを《見つけてあげる事》《気付いてあげる事《理解してあげる事》から少しずつ少しずつ…癒しを進めていきました。
凍り付いている感情は、身体の節々にも溜まっています。丁寧に身体と心の両側面から癒していきました。

傷つき乖離されていたもう一人の自分を自分の中に統合させたとき、Kさんの心が溶けていきました。

数回のセッション後、上司の事を思っても、
『相変わらず、ねちねちと注意する人ではあるけれど(笑)、流して聞けるようになった。
上司も責任をもってやっている事だし、聞くべき注意は落ち着いて聞こう』
と思えるようになった。と話していました。

仕事に復帰しましたが、トラウマ反応ではなく、落ち着いたナチュラルな目で上司と付き合えるようになりました。


いじめのトラウマ

O様の例(人が怖い)

セッション開始時は、『とにかく人が怖い。』『人間関係が苦手』で、いろいろな職場を転々としている状況でした。
カウンセリングの中でどんな人間関係が苦手がを整理していくと、
・電車に乗れない。→女子高生の騒ぎ声が苦手。悪口を言われている気がする。
・職場にいたくない。→ 気の強い人(特に女性)のいるグループが苦手。

その状況を浮かべただけで、背中が硬直し、呼吸が浅くなるなど、身体にも強いトラウマ反応が出ていました。
原因はすぐに、幼少期から続いていたいじめが原因だとわかりましたが、無理に大きなトラウマと向き合おうとすると、逆に潜在意識の防衛からの拒否反応が出て、セッションを進める事が出来ない事もあります。

トラウマの癒しには、無理は禁物。急がば回れです。

始めの数回では、直接的にトラウマと向き合う事はせず、身体的なトラウマ反応を緩める事から始めました。
身体の中に溜まっている震えや凍り付き等のトラウマ反応をエネルギーワークや、呼吸ワーク、グラウンディングワーク等で流していく事により、恐怖のシーンなどを思い出すことなく、癒す事が出来ます。

身体の癒しは、とてもパワフルです。

また、O様のセッションでは、在外化ワークも用い、自分をいじめた人たちを、モノに置き換え、そことの距離を感じ、決して無理のない範囲で身体を整え、Oさんのペースで在外化されたモノに近づいていきながら、解放・統合していくワーク等を多用し、心に負担をかけないよう配慮しながら、癒しを進めていきました。

10回目が終わる頃には、初期に見られたような、オドオド感もなくなり、O様らしい優しい穏やかさが出て、職場でもずいぶん楽になっている様子を、喜びの声と共にお話してくださいました。


友人関係の悩み

H様の例

Hさんのお悩みは、仲良しのMさんの事が本当は苦手。嫌い。
と言うものでした。

お話を整理していくと、
《仲良しのMさんはいつも上から目線でHさんに意見をしてくるのが苦手、
これまでにも気の強いタイプの人が苦手で、いつも振り回されていた。》
と言う事でした。

Mさんの偉そうな態度を感じると、逆らえない。怒られる。と言う思いとともに、身体が硬直し、上を向けない感覚が出てきました。実際には、体の大きさも同じくらいだそうですが、偉そうと感じる時のMさんは、押してもピクリとも動かないくらい、大きく強い感じでした。
視線は、文字通りの『上から目線』で、睨みつけられている感覚です。

これはすぐにHさんの姉さんとかぶっている事に気が付きました。

Hさんもお姉さんに対する、絶対にかなわない。と言う無力感。そして、怒られるこわさ。
そしてその下に持っていた憎しみにも近い怒り。
等…自分でも気が付かなかったような激しい感情や身体に残されたトラウマ反応などを解放していく中で、
自分は本当はお姉ちゃんの事が大好きだった。事や、お姉さんの思いや、優しさに気付いていきました。

それと共に、苦手だと思っていた、Mさんにも、自分の意見や『ノー』も言えるようになり、楽に付き合えるようになりました。
また、隣り町に住む絶縁状態にも近かったお姉さんとも、普通の兄弟付き合いが出来るようなったと喜んでいました。