鬱・パニック

パニック不安

H様の例(パニック予期不安)

Hさんが大きなパニックに襲われたのは、5年前の数回で、その後は、パニックらしい症状は出ていませんでした。

しかし、その時のトラウマがあまりにも大きくて、どこに行くにも薬は手放せない。いつも不安。と言うお話でした。

Hさんの場合は、既にその段階でのパニック発作はなく、神経系も比較的落ち着いていたので、5年前のパニック時のトラウマから癒していきました。

トラウマ発生時の『氣』が上のほうに行ってしまいそうな予感。
頭が真っ白な靄の中に入り、何も考えられなくなる感覚。
それとともに襲ってくる、死をも超えるようなものすごい不安感。
などを、身体の記憶として残されているものから順に丁寧に解放していきました。
その時には、『今ここ」にいる感覚とリンクさせ、安心安全な基地からの取り組みであることを体と心で感じながら、ゆっくりと、呼吸やエネルギーワークを併用しながらアクセスしていきます。

※潜在意識は、とても繊細かつ賢いものです。無理だと思ったとたん、心をパタッと閉じてしまいます。
クライアントさんには、決して無理をさせない。怖い思いをして、トラウマを再体験することなく、身体の記憶から癒していきます。どうぞご安心ください。

一通り、トラウマ時のエネルギーを解放すると、1時間前に持っていた、パニックを思い出していた時に感じる、不安感や焦りは、自分から遠いものになり、《恐怖などの体感を持った記憶》ではなくなります。

Hさんは、その後のセッションで、パニックを起こしていた5年前の悲恋の癒し、
それと、幼少期の交通事故で、呼吸困難になった時のトラウマ(パニック発作時の状態に酷似)を思い出し、癒し、今では、パニックの予期不安に襲われることもなく、日常を過ごしています。

鬱・パニック

K様の例(パニック発作)


Kさんは、今まさにパニック発作を起こしかねない、自律神経が乱れた状態でお越しくださいました。
最初の発作は、3日前と2日前で、恐怖の渦中にいました。

先ずは、今の神経系で起きている事をざっとお話し、自律神経を鎮めるところから働きかけました。
それとともに、パニック時の恐怖を鎮める、エネルギーワークと、RFT等、受容するタッピングなどで働きかけ、落着きを取り戻すセッションをしました。

家に帰ってもすぐに取り組めるような簡単なワークをしてもらい、自分とのつながりを取り戻していきました。

始めは、1~2週間おきに来て頂き、神経系を整える音響療法などのワーク、
落ち着いたら、1か月ごとのセッションに切り替え、パニックを起こした元となる出来事などに触れ癒していきました。
癒しは、親子関係や、過去のいじめのトラウマなど癒しは多岐にわたり、Kさん自身、大きく変わり生きやすくなったとお話してくださっています。

『きっかけはパニックだけど、パニックがなかったら、その前の自分でいたと思うとゾッとする。』
とも話してくれました。

C様の例(鬱と診断)

Cさんは、1ケ月前まで仕事をしていたけれど、心療内科で鬱と診断されたのをきっかけに、3ケ月の休職中に来て頂きました。
お話によると、かなりの仕事量に加え、休日出勤で休みもなく、神経もすり減っていたようです。

来て頂いた時には、極度の緊張状態と疲労で動きたくても動けない。あきらかに交感神経が優位な状態が長く続きすぎ、ピタッと動けなくなってしまったような状態でした。

先ずは、自然や、C様が可愛がっているペットに触れたり、お休みを取るなどしながら、通常の神経状態に戻す等のお話をし、セッションでは、緊張で身体の芯から凝り固まっている状態から、溜まっているエネルギーを流すワークや、波動を上げるヒーリングや音で波長を整えるなどの施術をしました。

徐々に落ち着きを取り戻していき、心の基礎体力が整ったタイミングで、鬱の原因となった出来事(上司から受けた注意)にアクセスしました。
(表面では無自覚でしたが)深い意識の中では、上司に言われた一言から、受験に失敗した時の一番ダメだった時の自分を彷彿し、その瞬間から、何をやっても、ダメな自分が仕事をしているような気がしていました。
それを誰かに見つかりはしないかと、常に緊張していたのです。
受験の時の自分を癒し、受容してあげる事で、自分への理解も深まっていきました。

また、別の場面で『出来ない自分は認めてもらえない』
等の信念も癒していきました。
元々自己肯定感の高いCさんですし、通常でしたら流せる事柄も、肉体・精神的に疲労状態にある時、人は些細なことがきっかけとなり、鬱状態になってしまう事もあります。

休職期間を終え、Cさんは、職場には戻りましたが、無理なことはハッキリとノーを言えるようになり、以前ほど追い込まれてはいないで、自分の時間もできたそうです。

摂食障害

摂食障害

M様の例

Eさんは、極度の拒食症に陥り、やっとの思いでお母様と一緒にお越しくださいました。

とは言え、ここまで酷い症状が出てしまった場合は、脳の栄養失調もあり、心理セラピーだけで何とかすることは大変難しいものです。
その旨をお母様にもお話し、通院もお願いし、お医者様の許可の元、セラピーをさせて頂きました。

このような時は、心の体力を必要とするトラウマへの直接関な癒しは厳禁です。

先ずは、疲れ切った身体と心を人とのふれあいから受容するよう、優しいタッチのアロマトリートメントの中にヒーリングを織り交ぜ、身体の奥から、生命エネルギーを送るようなワークをしました。

お母様の御協力の元通って頂き、食べたものを吐かない。ところまで行く頃には、顔もかなり血色が良くなり、ほんの少しだけ身体に温かさが戻ってきました。
身体に栄養が回り始めると、人は正気を取り戻し始めます。

セッション開始、半年後にやっとトラウマの癒しのほんの初期段階までたどり着きました。
長いように感じますが、身体に受けたダメージの回復にはかなりの時間を要します。

その後のセッションでは、幼少期に厳しかったお母様との間の様々な葛藤や、自分の無価値観など、様々な場面等で、自分と向き合う旅をしていきました。

摂食障害で苦しむ過程で、常にそばで寄り添ってくれていたお母様の愛も感じられたこともM様の癒しを加速させていったと思います。
また、セラピーでは、心の奥深くで泣いていた自分を癒し、厳しいばかりで愛などないと思っていた母の愛を思い出し、Mさんの世界観がガラッと変わっていきました。。